湘南茅ヶ崎という、その頃まだ駅は木造チョッキン切符田舎町だった場所で昭和の少年時代を過ごし、時が平成の時代に変わった13才で従兄弟からもらったギターに触れ、その年の夏に現在もつるんでいる茅ヶ崎のビューティフルサーファー”相原五郎”と共に波乗りに出会い、グレンパングshapeの黄ばんだ板に乗ってパーフェクトに部活をやめた仲間達と毎日波乗りに明け暮れた。海が目の前にあったのにどっぷりギャンブル生活をしながら仲間たちとパンクバンドを始め、波乗りはなんとな〜くやっていたハイスクール時代が過ぎた18才頃には再び波乗り＆スケートボードに火がつき、当時サポートしてくれる事になったGEAR’Sが近所にあったこともあり、初めて目にするサーフボードファクトリーを感じ遠藤勇一氏、石田氏に出会う。
同じ頃、ギャンブル仲間のバンドから横乗り仲間のバンドへと変わり、やってみたいサーフボード作りを横目にNo End Whyというパンクバンドで全国横乗りミュージックライフを駆け巡り、いろ〜んな貴重な経験を得て7、8年後に解散。その後、当時あった雑誌“SURFING WORLD”の企画”波と音と風の旅”にキャンピングカーでLET’S GO！！いろんな人に出会い、いろんな波に乗り、そこで出会ったサーファーと音を奏で、それをキャンピングカーの中で録音、雑誌の付録としてCDをリリース。目には見えないお金では買えない何かを頂き、あらためて波乗りの素晴らしさを実感し遠藤勇一氏のBig Helpを借りてシェピングエリアに入る。
この時初めて板を作る難しさ、繊細さ、楽しさ、そして何より自分が作った板で波に乗れる特別な喜びを感じる事
ができた。
Chigasakiの細い路地にサーフボードファクトリーを見つけた。CAVE SURFBOARDS ハワイアンのようなBig bodyの矢貫直博氏との出会いだった。彼はシェイプ、エアーブラシ、グラッシング、サンディング、完成までの工程を全て１人でこなすクラフトマンで、大工をやりながらボード作りをしていたのでその独特な奇抜な発想に惚れ込み、自分も出来ることなら１人で全ての工程ができるようになりたい！気がつけば足を踏み入れていた。曲線美、ボトム、コンケーブ、グラッシング、サンディングなどなど優しい人柄から惜しみなくいろ〜んな事を教えて頂き5年が経った頃、導かれるようなタイミングで
2011年 610 surfboards始動
2016年には何を血迷ったのか初となるソロアルバム“人生のline”をリリース
2021年の今年みなさまのおかげで610surfboardsとしてボード作りを始めてから10年の時が経ちました！！
これからも初心を忘れずに精進してまいります。
愛のこもった手作りのサーフボードでいい波乗ってグッドライディング＆スマイル！！
Respect my 師匠’s
